マイク・シノダ/リンキン・パーク インタビュー
マイク・シノダ/リンキン・パーク インタビュー

本作『ザ・レイド』に参加することになった経緯から音楽制作についてたっぷりコメントをGET!

これまでにもリンキン・パークの楽曲は多くの映画でフィーチャーされ、映画音楽のオファーを受けたことが多々あります。多くが「私たちはリンキン・パークが大好きです。今手がけている作品の音楽は他の作曲家にお願いしていますが、ポスターにあなたのお名前をお借りしたい。ヘビーなロック・ギターを足して頂けませんか…」の様なものばかり。これにはインスパイアーされませんでした。自分のキャリアにつながるように思えなかった。しかし、今回は「あなたのフォート・マイナー・プロジェクトやリミックスの大ファンなんです。映画の音楽を担当してみませんか。」というアプローチだったんです。「フォート・マイナー」のアルバムやリミックスとは、午後を過ごすスタジオで楽器を何となく弾いて生まれた音を継ぎ合わせて作った作品です。このやり方ならやってみたいと思ったし、映画音楽の経験になる絶好の機会になるだろうと思いました。それと何より、彼らが基本的に私のことを全面的に信頼していてくれていたんです。そして本作への参加に至りました。
まずは、劇中で起こっていることに一環する何かを探さなくてはなりませんでした。そのうちのひとつが、音楽としてのパーソナリティーになるトーンを設定するため、サウンドパレットを作ることでした。つまり、ペインティングに例えるならば、ある色を使うことにして、省く色も出てくる。そこで直ぐに出てきたのが、ギターは使わないということ。弦楽器やピアノなどのオーガニック楽器を使うとしたら、兄弟関係などファミリーに関わる部分ではこれらの楽器しか使わないことにする。この手法は他では見れませんよね。進めていくに連れて、我々は、それぞれのキャラクターごとに音楽テーマをつくっているだけでなく、背景音楽とサウンドデザインの中間にあるものをつくっているのだということに気が付き始めました。キャラクターを反映する音というのが確かにあって、それを的確な場所で使いました。

Mandatory credit: @Peter Gonzaga/Pacific Rim Photo Press/FRFW.