激評!石井健夫さん

最強コメント頂きました!!

<石井健夫 さん/銃器&映画ライター「隔月刊 ストライク アンド タクティカルマガジン」、射撃パフォーマー>

ハリウッドや日本映画はとうの昔に忘れてしまい、いまやあの香港ですらも再現は難しいのか…? と思われていた「人間成分100%の超絶格闘アクション」を、久々にスクリーンに叩き付けるのがこの『THE RAID』。
まあ、精鋭部隊のはずのSWATが、世界最新鋭の自動小銃「HK416」なのに光学照準器や照明装置を一切搭載せず裸のまま運用するとか、圧倒的多数の武装勢力が待ち構える敵陣にほとんど下見や作戦もナシで突入してしまう…といった根本的なアラはありますが、それでも悪の要塞たるビルを昇ってゆくに従って敵も強くなる、戦いも激しくなる…という単純明快な設定は面白い! そして主演イコ・ウワイスやマッド・ドッグ役ヤヤン・ルヒアンたちが、鍛錬を重ねたインドネシアの秘拳=プンチャック・シラット炸裂の激しいぶつかり合いを始めたら、細かい事は一気に吹き飛んでしまいます。
そしてここは本当に「盲点」というか、作品のテイストから勝手に予想して期待してなかった点ですが、ドラマ部分の描き方が意外に繊細、そしてラストの締めがじつに切なく渋く “くぅ~! カッコいぃーっ…!”と拳を握ってしまいました。
まさしく至福と興奮の激闘1時間40分。『THE RAID』は最近スッカリ「疲れ気味の中年オトコ」だった私の瞳を、ひととき少年のように輝かせたようです(…と、試写を観た直後、ナカナカの美女にそう言われました♪)。
そうだ! また輝きたいから絶対また観よう…!